「さっちゃんの報告会 」のご報告
2012 年5 月13 日(日)に、さっちゃんの報告会を、大阪市浪速区にある社会福祉法人ピースクラブ4
階ホールで開催いたしました。
お忙しい中、報告会に出席していただいた皆様に心より感謝申し上げます。
報告会には100 名近くの方々が参加してくださいました。開催にあたり、まだ警察による捜査中なので捜査に支障をきたさない範囲において、報告することに致しました。
祥子が殺害されて2 年7 ヶ月が経過しました。
西成区には、行路病院および行路診療所と呼ばれる、生活保護や路上生活をされている方々を主に診て、利益中心の医療を行っている医療機関が多くある中、祥子は、病気ではなく患者を診る全人的医療を目指し、総合診療医としての研修を積みました。そして、現場近くにある、くろかわ診療所に身を置き、生活保護や路上生活をされている方々と全人的医療を通してかかわってきました。
その人のターミナルケアにおいても共に泣き共に喜び、最後までその人に寄り添ってきました。
しかし、祥子は殺害されました。
私は、祥子の遺体を通して犯行のプロセスを説明させていただきました。
また、捜査については飛松氏が担当。祥子の最終居場所はくろかわ診療所であると説明されました。
釜の春さんには、釜ヶ崎の中で医師矢島祥子と共に生きる立場から語っていただきました。
また、最後には、支援者の方が作詞された、矢島祥子の事件を語る河内音頭が、会場の皆様の手拍子と共に紹介されました。
報告会終了後、皆様からたくさんの激励の言葉と祥子の殺害事件についてのご理解を得ることができました。
しかし、今だに自殺説を主張する人達がいることも事実です。
インターネット等で、祥子の生前の歩みを冒涜、根拠のない虚言を言い広めている方がいます。彼等につい て私達家族は、“犯行に係わった” か、“矢島祥子を自殺とすることで、利益が共通する人達” だと考えています。
地元群馬でも報告会を開催しました。更に全国各地でこの報告会を開催していきたいと考えています。
どうぞ皆様、これからもご支援、お見守りをよろしくお願い申し上げます。
家族代表 矢島 祥吉